私の家は東京大空襲で何一つ残らず焼けてしまいました。したがって幼い時の写真は親戚の家にあった数枚の写真しかありません。私が写真の現像に使っているソフト(ルミナー・ネオ)に今回ヴァージョンアップで写真の修復AI処理が搭載されました。一枚目はたった一枚の生まれて3,4ヶ月でしょうか私の写真です。
名刺判(今のL版よりも小さい)をスキャンした色の変わったモノクロ写真です。
ソフトを起動してカラー化修復してサイズ4倍化をクリックすると1分も経たないうちに写真ができあがってきました。

人や後ろの籠はきちんと色がのっていますが玩具や布団などは色がのっていません。AIが判断できるものは決まった色がのりますが玩具や布団は決まった色がありませんのでわざと色を乗せていないのでしょう、本人も分からないので適当な色をのせても良いとは思いますがわざとらしくなるのを避けているのも好ましい感じです。84年前の写真が生き返りました。
もう一枚は昭和34年中学3年の初めての浅間山登山の時の写真です。
これも元の写真は手札版のモノクロ写真をスキャンしたものです。
とても70年前の写真とは思えません。

真夏の暑さでうんざりした顔です。真ん中が私です。これは見事にカラー化しています。(緑が不自然ですが)
他の写真も試してみましたが、人間の写真は綺麗に自然にカラー化しますが、風景や色がいろいろあるもののカラー化は迷っているようです。

これは綺麗にカラー化されました。右の友人は癌で早世されました。湯の平で中学の生物部で今では採取禁止になっている高山蝶を追いかけていました。

唯一父親が写っている写真です。20歳年上の兄が出征するときの親戚中が集まった写真です、兄の膝の上にいるのが私です。この写真に写っているいる人で存命なのは私だけです。元の写真では移っている人の顔ははっきり見えませんが、スキャンしたもの。拡大とカラー化ではっきりしてきました。日の丸の色が無いのがきに掛かりますが80年以上の前の写真が新鮮に見えてうれしいです。